源氏パイとパンの耳

「源氏パイとパンの耳 」



テレビを見ながら、源氏パイを貪り食っている夢。 でもそのテレビはスイッチがついていなくて。 文字通りテレビという物体そのものを見ながら、源氏パイを貪り食っていた。 ところで私は源氏パイの外側だけが好きだ。 どことなくハート型の源氏パイの、 ハートのふちどりのところだけが好きだ。 夢の中の私は、その外側だけを、必死で外して、貪り食っていた のだった。

そういえば、私はパンの耳が大好きだ。 うちの母親はパンの耳が嫌いで、トーストした時、いつも私がもらっていた。 うちの子供たちもパンの耳が嫌いで、トーストした時、いつも私が食べている。 昔はパンの耳だけ袋に入って売っていたけど、最近見かけない。 残念だ。

「悲しみのアルミニウム 」

田村正和さんのそっくりさんが、身体にアルミニウムが溜まってしまうという病気にかかり、手術をした。 という噂を聞きつけた田村正和さん本人が、彼の見舞いに、タウンページを持って訪れると 窓の外から見ただけで、中がガスで充満しているのが、はっきりとわかった。 「危ない!気をつけないと爆発する!!」 私は田村氏に向かって叫んでいた。

窓の外からベッドに横たわる、田村氏のそっくりさんの左足だけ見えた。 ひざの下あたりを包帯で巻かれて、そこから血がにじんでいた。 病を苦に、自殺を図りはったのかな? お気の毒に。 アルミニウムが身体に溜まっていくことが 耐えられなかったのだろうなあ。 夢の中の私は、 包帯ににじんだ血を見ながら そんなふうに考えていた。

爆発する寸前で目が覚めた。